こんな思いからスタートしました

定款の目的より抜粋
私達の住む街には、障がいがあるために街に出かけたり、学校へ通ったり、仕事をもつことが難しい人達がたくさん暮らしています。また、重い障がいのためにほとんど毎日、施設や家庭の中だけで生活を送っている人も少なくありませんし、あふれるほどの夢や可能性を眠らせたままにしてしまっている人もたくさんいます。

障がいがあっても『自分なりの人生を生きたい!』そう願うのは誰しも同じですが、個人の努力だけでは難しい面も多く、そのためには周囲の理解を広めたり、社会のあり方を考えていかなければなりません。私達に何かできることはないだろうか? そんな想いが巡る中で生れたのが、誰もが参加できる“スポーツ”としての『ふうせんバレーボール』です。1989年のことです。

これは、バドミントンコートを使用し、障がい者3人と健常者3人とが、鈴を入れた直径40センチのゴム風船でプレーするもので、チーム全員がボールを打ってから、10回以内に相手チームに返すという『全員参加』を基本とするものです。障がいの有無や、その種類や程度に関係なく、みんなが一つのコートの中で対等な立場の選手として一緒に汗を流す、まさにスポーツに『障がい』はなく、ともに生きる社会を夢見る私達の望む姿です。

私達は、このスポーツを広めていく活動を通して、障がいのある人とない人が一緒にいることが当たり前、自然なありようという、ふうせんバレーの心をコートから地域へ、地域から社会へ広めていきたいのです。

 
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